昨日のこと。
やっとこさ、トライフルの稽古に顔を出せた。
まだ、もう少し、先方に時間の面で迷惑をかけてしまいそうだが、何とか頑張って対応できるようにしたい。と、思っております。よ。いや、ホント。頑張ります。いや、ホントに。・・・と、こんなところから、限られたヒトへのメッセージを送ってしまう。
で、稽古場に着く。時間に大幅に遅れて着いてしまったのと、まだ顔も合わせていないヒトもいるってので、何となく扉を開けにくい。中の、声に聞き耳を立てる。・・・笑い声。お、今だ。きっと休憩中だ。と、コッソリ入ると、『ドーナツトーク』の稽古の真っ最中だった。扉付近でジッと視る。
今回、『タバコトーク』と『ドーナツトーク』の二本立て。俺は、前者に出る。
で、まあ、オモシロいじゃん、なんて思ってしまった。ああ、これって、俺が知っている片山君(トライフルの主宰)の台詞だ・・・ってな感じ。勿論、完成には、まだまだ先があるのだが、これ、面白くなりそうだなあ・・・と、即座に思ってしまった。
その後、チョッとだけ、俺のシーンの読みをやった。ホントにホンのチョッとだけ。
あれだな。オモシロいね。その作品もそうなんだけど、芝居はやっぱりオモシロい・・・って思わせてくれた。大したことをやった訳ではないが、ちゃんとそこに演出がいて、科白吐いて。何か知らんが、胸がときめく。
これ、きっと、かなり面白い公演になるんじゃないか・・・なんて、無責任に、あっと言う間に思っちゃった。
その後、ハポンProject『マクベス』の稽古に。
これまたオモシロい。オモシロいのだが・・・。
こっちは、稽古が進んでいる(ようだ)が、まだまだ半端な出来なので、かなりの部分で破綻している気がした。勿論、俺を含めてだ。
主役のマクベスは、そういう役回りなので当たり前なのだが、それ以上に、そこにいる誰よりも、存在感を発している。流石だ・・・と、少々感嘆。正直、カッコ良く見えてしまった。彼の、あの所作は、所謂、舞踏で、俺は、そっちの世界が昔っから大好きなので、そう思ってしまうのは仕方がない・・・とは思いながらも、やはり少々不覚。いや、いいんだけどね。カッコいいモノはカッコいいのでね。
随所に入る、ダンス(舞踏)も美しく、かつオモシロい。これも、俺の好みだ。スッゴク好きな部分だ。
出演人数が多いので、俺を含め、全員一辺に稽古に参加できる日は少ない。そんあこともあり、順を追って創るというより、ピースを埋めて行くようにランダムに創られていっているので、まだ破綻があって当然。だって、まだ全てのピースを埋めてはいないのだから。
これから、構成の中にチラホラ見える解(ほつ)れを繕(つくろ)う作業をしていくと、自ずとかなり面白くなる、予感大。ダイナミックで、かつ繊細な芝居になる気がする。気がするってのは、それを成立させることのできる役者とそうでない役者とがいて、その全てにおいてのバランスをどれだけとれるのか、俺には見当がつかないから。
とは言え、このマクベスも、かなりオモシロい作品に仕上がる。かなり楽しみだ。
で、まあ、何が言いたいか。
台詞吐いて、芝居して。やっぱ、オモシロいなあ。ホント、胸がときめくって言葉そのものだ。
さ、そろそろCD屋さんがオープンする。寄ってCD借りるか買うかして、病院に行って、仕事しよ。