某食品売り場に、焼やてパンを販売している店舗がある。どこと言ってしまうと、なんだか申し訳ないので、敢えて名前は伏せてみる。
と、購入方法は、よくありがちな、店内にパンが並べられ、それを、お客さんが自ら、トング(?)でトレーに乗せて、レジに持って行く。
美味しそうな匂いに釣られ、ちょいと覗く。と、美味しそうな焼き立てパンが。
と、大柄な男性が、そのパンをニギッと手で掴み上げた。「アリャリャリャ・・・、」と思ったら、連れと思われる。これまた少々大柄な男性と、そのパンについて(?)話し出した。日本語じゃない言葉で。見間違いではない。多分、確かに、素手でつかんでいた・・・と、思う。
会話の内容はわからなかったが、確かに、そのパンについて・・・っぽい。
で、そのまま、パンを元に戻し、二人は喋りながら、その場を去った。
店員は、レジに並んでいるお客さんの対応に追われて、気付いていない様子。
俺自身も、何だか呆気にとられ、その場を後にしてしまった。後から考えると、その場で、せめて店員に知らせた方が良かったのかも・・・とか思いもしたが、スンマセン、後の祭りでした。
翌日、そのパン屋の前を通ると、例の美味しそうなパンは、個包装になっていた。多分、あの店員は、その(驚くべき)行動に気付いていたのだろう。
と、思ってしまう。ああやって、各自で取り分けるパンや惣菜・・・食べ物は、個包装か、ケースに入っているものが・・・いいのか・・・な、と。
何にしても、これで、あの美味しそうなパンを安心して購入できる。
しかし、何て言うか、やっぱり、お国柄・・・の違いなのか?何処の国かは知らないけど。はたまた、性格の違い?よくわからない、そんな光景を見てしまった。そんな話。