“シュウハ”と読む。
本日、或る戯曲を読んでたら、台詞に「秋波を送る。」なんて言葉が出てきた。恥ずかしながら、その、『秋波』ってな言葉を聞いたことがなかった。そこで調べると、
美人の涼しい目元。女性が男性の気を引くためにする媚びた目つき。流し目。色目。
由来は、・・・元々は中国語で、秋の澄み切った水の波を意味する語。それが、女性の涼しげな目元の例えとなり、更に、男性の気を引くためにする色っぽい目つきの意味となった。この色目を使うことを「秋波を送る」と言うが、現在では性別、また個人・団体を問わず、媚を送る意味で用いられる。(※語源由来辞典より)
と、改めての疑問。『媚を送る』って使い方。媚ってのは、送るんじゃなく、売ると思っていた。で、また調べると、送ると売るでは、これまた意味が違ってくるようで、送るは、字の如く、『“そんな視線”を送る』で、売るは、『へつらったり、機嫌をとったり。』、そんな意味になるらしい。
で、俺が思っていたのは、後者の方。なので、秋波とは、別のモノだった。
さて、そんなこんなで(?)、前者(の秋波を送る人っての)は、そんなにも思いはしないが、後者の、『媚を売る』人ってのは、何て言うか、滑稽な気がする。状況によっては、前者もそうなのかも知れないが、実際に目の当たりにした覚えがないので、実感がない。しかしながら、後者ってのは、何度か目撃する機会があったので、前者よりずっと実感がある。
勿論、全てではないのだろうが、しかし、明らかに(周りから見て・・・誰から見ても)売っていることがバレバレなのに、売っている人自身がバレていると気付いていないってのは、何て言うか、正直、チョッと不憫にも思えてくる・・・気がする。
そこで、何となくの疑問。明らかなる、媚を売っている(と、思われる)人ってのは、本当にバレていないと思っているのだろうか?だって、余りにも見え見えだったりするから。それとも、やはりバレていることを知っていながら、敢えて売っているのだろうか?・・・どちらだろう?気になってしまう。・・・まあ、どちらでもいいって言えば、どちらでもいいのだけど。しかし、何となく気になってしまった。
そんな、どちらでもいいことを考えてしまった、そんな日。